逮捕容疑は今年1月11日ごろ、小岩井被告に「ラボナ錠」など向精神薬80錠を4200円で販売した疑い。
県警は小岩井被告の捜査過程で、仕入れ先として2014年まで大阪府豊中市で薬局を経営していた河原容疑者が浮上。自宅を7月に家宅捜索し、向精神薬など約1万錠を押収した。
河原容疑者は薬局閉鎖後も在庫をネットで転売を続け、これまでに小岩井被告に約4万4千錠の薬を約280万円で販売していた。ほかにも数人に転売しており、「店よりもネットのほうが高く売れた」と容疑を認めているという。
一方、県警は小岩井被告からネットで薬を購入した約120人のうち少なくとも6人が死亡していたことを確認。いずれも亡くなる直前に小岩井被告からの購入記録があり、うち4人は向精神薬の過剰摂取で生じる薬物中毒を原因とした自殺だったという。
一連の事件による逮捕者は河原容疑者で5人目。中には医療費が原則無料になる仕組みを悪用して入手した向精神薬を小岩井被告に転売していた生活保護受給者もいた。
(日本経済新聞)
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