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2015年11月13日金曜日

IS:後藤さんら殺害の覆面男を「空爆で殺害確信」米政府

◇映像に登場する通称「ジハーディ・ジョン」標的作戦

 【ワシントン和田浩明】米国防総省は12日、シリア北部ラッカで、過激派組織「イスラム国」(IS)が日本人フリージャーナリストの後藤健二さんら人質を殺害したとする映像に登場する覆面男、通称「ジハーディ(聖戦士)・ジョン」を標的に空爆を実施したと発表した。死亡は確認されていないが、米政府高官はCNNテレビに対し「空爆で殺害したと確信している」と述べた。

 男は英国籍のモハメド・エンワジ容疑者(27)。米メディアによると、建物を出て車両に乗り込んだ時に無人機の攻撃を受けたという。

 エンワジ容疑者は昨年8月から今年2月にかけて、後藤さんほか、ジャーナリストのジェームズ・フォーリー氏ら米国人3人や英国人2人を殺害したと主張する映像に登場。千葉市出身の湯川遥菜さんの殺害を予告する映像にも出ていた。殺害はIS攻撃に対する報復だなどと滑らかな英語で主張していた。覆面姿で刃物を振りかざす映像は国際社会に大きな衝撃を与えており、殺害が確認されれば、IS掃討作戦を続ける米国にとって大きな「戦果」となる。

 英メディアなどによると、エンワジ容疑者は1988年にクウェートで生まれ、94年に渡英して英国籍を取得。比較的裕福な家庭が多いロンドン北部で育った。大学卒業後にタンザニア旅行をした際に地元当局に拘束された後、英国など各国当局から過激派組織「アルシャバブ」との関係を疑われて取り調べを受け、過激思想に染まったとされる。その後2012年にシリアに渡り、ISに参加した。

 米国防総省の発表に対し、菅義偉官房長官は13日の記者会見で「政府として動向を注視している。米側に事実関係をさらに確認したい」と述べた。
(毎日新聞)
 テロリストは、捕まえて裁判の手順を踏まないで、すぐ殺害だろう。

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