イタリアの高級スポーツカーメーカー、フェラーリが9月、フランスで開催されるパリモーターショー16でワールドプレミアする『ラ・フェラーリ』のオープンモデル。同車が公式発表を前に、完売したことが分かった。
同車は2013年3月、ジュネーブモーターショー13で発表されたフェラーリの最高峰モデルで、フェラーリ初の市販ハイブリッド車、ラ・フェラーリのオープンモデル。クーペボディの限定499台は、2013年の時点で完売しており、今度はオープンボディが追加される。
しかし現時点では、フェラーリは正式なネーミングや仕様、生産台数を公表しておらず、9月のパリモーターショー16まで待つ必要がある。公表されているのは、外観の画像3点と、パワートレインがクーペボディと同じということだけ。
6262cc V型12気筒ガソリン自然吸気エンジンは、最大出力800psを発生。これにフェラーリのハイブリッドシステム、「HY-KERS」から、モーターの最大出力163psが加わり、システム全体で963psのパワーを引き出す。
フェラーリは、「クライアント向けプレビューの後、すでに予約完売」とコメント。クーペボディの場合、日本円で約1億6000万円だったラ・フェラーリ。オープンボディはこれを上回り、2億円近い価格と予想されるだけに、今回もスーパーカービジネスの堅調さを示す「完売御礼」となった。
《レスポンス 森脇稔》
高くても、物がよければ売れる。
日本のメーカーも見習うべきだろう。
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