ページビューの合計

2015年11月7日土曜日

東芝、旧経営陣に損害倍賞訴訟を起こす方針 5人に数億円支払い請求

 東芝は6日、利益水増し問題の責任を追及するため、田中久雄前社長ら5人に対し、損害賠償請求訴訟を起こす方針を固めた。7日の取締役会で正式決定する。5人合わせて数億円を会社に支払うように求めるもようだ。不祥事の責任を明確化し、失われた信頼の回復と経営再建を目指す。

 平成27年9月中間決算を確定する決算取締役会を7日午前に開催。ここで、不祥事の責任の所在を調べている役員責任調査委員会の報告書を正式に受け取り、提訴方針を決める。

 報告書が「重大な問題があった」と指摘するのは、田中氏、佐々木則夫前副会長、西田厚聡前相談役の歴代3社長に加えて、問題が起きた21年3月期から26年4~12月期の間に最高財務責任者(CFO)を務めた2人になるもようだ。

 この5人を相手取り、会社に損害を与えたとして賠償を求める。当時、副社長や取締役を務めた室町正志・現社長は対象に入らない。

 9月には個人株主が東芝に、歴代役員28人に対して計10億円の賠償を求めるように請求した。東芝が提訴を決めなければ、株主代表訴訟を起こすとしており、期限が8日に迫っていた。
(産経新聞)

0 件のコメント:

コメントを投稿