平成27年9月中間決算を確定する決算取締役会を7日午前に開催。ここで、不祥事の責任の所在を調べている役員責任調査委員会の報告書を正式に受け取り、提訴方針を決める。
報告書が「重大な問題があった」と指摘するのは、田中氏、佐々木則夫前副会長、西田厚聡前相談役の歴代3社長に加えて、問題が起きた21年3月期から26年4~12月期の間に最高財務責任者(CFO)を務めた2人になるもようだ。
この5人を相手取り、会社に損害を与えたとして賠償を求める。当時、副社長や取締役を務めた室町正志・現社長は対象に入らない。
9月には個人株主が東芝に、歴代役員28人に対して計10億円の賠償を求めるように請求した。東芝が提訴を決めなければ、株主代表訴訟を起こすとしており、期限が8日に迫っていた。
(産経新聞)
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