福田容疑者の逮捕容疑は、東大阪市建築営繕室長だった平成25年度、市が発注した小中学校の耐震化事業で、キーマンが下請け業者として参加できるよう便宜を図るなどした見返りに、片山容疑者から26年春、現金200万円を受け取ったとしている。
府警によると、同社は騒音を軽減してコストを削減する「デザインフィット工法」と呼ばれる特別な耐震工法を手がける市内唯一の専門業者。福田容疑者は、複数の耐震化工事で同工法を採用するよう部下に指示し、採用方針が決まるとキーマンから下請け工事の見積額などを提示させていた。
また、同工法を採用した工事の入札で、市は参加希望業者に対し、同工法を手がける市内外の業者一覧表を配布。一覧表の最上部には常に唯一の市内業者である同社の名前が記載され、下請け参入が有利な状況だったという。
市は27年度末までの3年間で小中学校75校の耐震化を計画。市によると、1件あたりの契約金額が5億~6億円程度になるよう2~4校の工事をまとめて一般競争入札で発注していた。
福田容疑者の逮捕を受け、野田義和市長は「詳細は分からないが、早急に事実確認し、適切に対応していく」とコメントした。
(産経新聞)
バレないと思っているのか。
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