今年の高卒新人で才能をいち早く開花させた選手
心臓に毛が生えている――。そう形容される選手は、たまにいる。肝が据わっており、どんな状況においても自身のパフォーマンスを最大限に発揮する。 そんな選手に使われることが多い。
日本ハムの高卒ルーキー・浅間大基外野手は、違う。「心拍数が上がりました」。「すごく緊張しました」。正直に胸の内を吐露する。ただ、十分なほどに結果を出す。普段と異なる精神状態にあっても、やってのけることができている。
今、最も勢いのある選手。今年の高卒新人で、その才能をいち早く開花させた選手と言っても過言ではない。
負傷離脱した主力の陽岱鋼外野手に代わり、5月5日に1軍登録された。その日の楽天戦で即、「2番・中堅」でスタメン出場。デビュー戦で1安打1得点1盗塁を記録し、チームの勝利(4-2)に貢献した。
1試合だけでは終わらない。18歳はまだまだ光を放った。翌6日の楽天戦にも先発。敗れはしたが、2安打を放ち、初打点もマーク。前日に続いて再び盗塁も決めた。
日本ハムの高卒ルーキー・浅間大基外野手は、違う。「心拍数が上がりました」。「すごく緊張しました」。正直に胸の内を吐露する。ただ、十分なほどに結果を出す。普段と異なる精神状態にあっても、やってのけることができている。
今、最も勢いのある選手。今年の高卒新人で、その才能をいち早く開花させた選手と言っても過言ではない。
負傷離脱した主力の陽岱鋼外野手に代わり、5月5日に1軍登録された。その日の楽天戦で即、「2番・中堅」でスタメン出場。デビュー戦で1安打1得点1盗塁を記録し、チームの勝利(4-2)に貢献した。
1試合だけでは終わらない。18歳はまだまだ光を放った。翌6日の楽天戦にも先発。敗れはしたが、2安打を放ち、初打点もマーク。前日に続いて再び盗塁も決めた。
野球エリートという言葉がピタリとハマる浅間
その後もスタメンに名を連ね、連続試合安打を4試合にまで伸ばした。ドラフト制導入以降、高卒ルーキーがデビュー戦から4戦連続安打を記録したのは1999年の赤田将吾(当時、西武)以来16年ぶりの快挙だった。
投げるも打つも、スキを見せたら相手に飲み込まれ、敗者となるのがプロの世界。選手は日々、しのぎを削っている。浅間は自身の不安や緊張を隠すことなく、素直に口にする。
それでも、グラウンドでは飄々(ひょうひょう)としている……ように見える。「弱み」を表面に出すことはない。いや、心の動揺を悟られることがない。数々の成功体験が自らの“防衛能力”を最大限に高めてきたのだろう。その経験が自信も生んできた。
常に厳しい勝負の中に身を置き、自身のポジションを勝ち取ってきた。中学時代は新宿シニアに所属。3年時には16U世界選手権の日本代表メンバーに選出され、銅メダルを獲得した。
名門の横浜高では入学間もない1年春からベンチ入り。2度、甲子園に出場した。2年夏の神奈川県大会では準々決勝で桐光学園と対戦。1学年上で、現楽天の守護神・松井裕樹から本塁打を放ち、その名を全国へと知らしめた。昨夏には再び日の丸を背負い、18Uアジア選手権に出場した。野球エリートという言葉がピタリとハマる。
投げるも打つも、スキを見せたら相手に飲み込まれ、敗者となるのがプロの世界。選手は日々、しのぎを削っている。浅間は自身の不安や緊張を隠すことなく、素直に口にする。
それでも、グラウンドでは飄々(ひょうひょう)としている……ように見える。「弱み」を表面に出すことはない。いや、心の動揺を悟られることがない。数々の成功体験が自らの“防衛能力”を最大限に高めてきたのだろう。その経験が自信も生んできた。
常に厳しい勝負の中に身を置き、自身のポジションを勝ち取ってきた。中学時代は新宿シニアに所属。3年時には16U世界選手権の日本代表メンバーに選出され、銅メダルを獲得した。
名門の横浜高では入学間もない1年春からベンチ入り。2度、甲子園に出場した。2年夏の神奈川県大会では準々決勝で桐光学園と対戦。1学年上で、現楽天の守護神・松井裕樹から本塁打を放ち、その名を全国へと知らしめた。昨夏には再び日の丸を背負い、18Uアジア選手権に出場した。野球エリートという言葉がピタリとハマる。
首脳陣の想定を超える1軍スピード昇格、勝利へと導く存在に
並の物差しでは測れない。首脳陣の想定も超えてきた。
浅間を筆頭に期待の新人に恵まれた今季の日本ハム。栗山監督は春季キャンプ中、高卒新人に対し、こう話していた。
「まずは体。焦る必要はない。その基本がしっかりできるまではね」
当時は高卒ルーキーの早期1軍起用に慎重な考えを持っていた。だが、フタを開けてみれば、序盤も序盤、5月上旬でのスピード昇格。陽の抹消があったにせよ、だ。
グラウンドの中では年齢は関係ない。上げざるを得なかった。2軍を主戦場としていた5月4日までで、イースタンリーグ3位の打率3割2分3厘を叩き出し た。42安打と11二塁打はともに同トップで、21打点も同2位の数字だった。
非凡な才能を持った超新星は一気にスポットライトに照らされた。一挙手一投足にファンは盛り上がる。だが、それも一過性のものなのかもしれない。打って当然。走って当たり前。勝利を導いてこそ、浅間。そう見られ、大きな期待をかけられる日も遠くはないはずだ。
浅間を筆頭に期待の新人に恵まれた今季の日本ハム。栗山監督は春季キャンプ中、高卒新人に対し、こう話していた。
「まずは体。焦る必要はない。その基本がしっかりできるまではね」
当時は高卒ルーキーの早期1軍起用に慎重な考えを持っていた。だが、フタを開けてみれば、序盤も序盤、5月上旬でのスピード昇格。陽の抹消があったにせよ、だ。
グラウンドの中では年齢は関係ない。上げざるを得なかった。2軍を主戦場としていた5月4日までで、イースタンリーグ3位の打率3割2分3厘を叩き出し た。42安打と11二塁打はともに同トップで、21打点も同2位の数字だった。
非凡な才能を持った超新星は一気にスポットライトに照らされた。一挙手一投足にファンは盛り上がる。だが、それも一過性のものなのかもしれない。打って当然。走って当たり前。勝利を導いてこそ、浅間。そう見られ、大きな期待をかけられる日も遠くはないはずだ。
(フル・カウント)
浅間大基のセンスはすばらしい。
引っ張りも、流し打ちもできて、バットコントロールの良さは篠塚か高橋由伸みたい。
欠点とすれば、まだプロの体でなく、パワー不足か。
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