[チューリヒ/ニューヨーク 27日 ロイター] - 米司法省は27日、国際サッカー連盟(FIFA)の汚職事件で、2010年のワールドカップ(W杯)招致の際、ジャック・ワーナー元副会長が1000万ドル(約12億円)の賄賂を南アフリカ政府に求めていたと明らかにした。
トリニダード・トバゴ出身のワーナー元副会長は、米司法省が起訴したFIFA関係者の1人。
起訴資料によると、ワーナー氏は賄賂の支払いをめぐり、複数の関係者と共謀。最終的には、スイスのFIFAの口座からワーナー氏が管理するニューヨークの口座に振り込まれたという。
これに対し、南ア・サッカー協会は「事実無根であり、立証されていない」などと反論。ワーナー氏本人も声明を出し、潔白を主張した。同氏はトリニダード・トバゴの警察に出頭し、40万ドルの保釈金で保釈された。
FIFAの汚職事件では、ジェフリー・ウェブ副会長ら9人とスポーツ関連会社幹部ら5人の計14人が、24年間にわたり1億5000万ドル超の贈収賄に関与したなどとして起訴された。
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