◆交流戦 ヤクルト7―4日本ハム(28日・神宮)
日本ハムの杉谷拳士内野手(24)が28日、今季初の4安打を放った。ヤクルト戦(神宮)に「6番・右翼」で先発出場。左腕・成瀬から3安打すると、8回1死二塁では右腕・松岡から右前適時打。10試合連続安打、2夜連続猛打賞で、17日のオリックス戦(札幌D)からの10試合で打率が2割近く上がる大暴れだ。
右手を強く握りしめた。杉谷は一塁ベース上でガッツポーズを決めた。8回1死二塁。右腕・松岡から右前適時打を放った。プロ初の1試合4安打。「1打席1打席、集中して打席に立たせてもらっている。なんとか次の打者につなぐ気持ちでした」と少しだけ表情を緩めた。
伏兵の打ち出の小づちと化している。2回1死、4回2死、7回1死と成瀬から3打席連続で左前打を放ち、2試合連続の猛打賞をマーク。16日のオリックス戦(札幌D)まで1割9分2厘だった打率は、この日で3割8分3厘まで急上昇した。「1試合1試合の中で結果を出さないといけない。明日になったら、どうなっているか分からない」。昨季の87試合出場が自己最高。定位置奪取への猛アピールだが、24歳のハートには強い危機感がある。
試合後の杉谷に明るさは皆無だった。4回2死一塁では成瀬の一塁けん制死。8回2死一塁では二盗を失敗した。「今日は打撃よりも走塁ミス。チームの流れを止めてしまっている。ああいうミスが出ると、監督も使いづらいと思う」。足での“失敗”を猛省した。
ただ、不動の中堅手・陽岱鋼が故障離脱する中で、杉谷の存在感は大きい。「今日は反省しかないです。いい方向に持って行けるように」と前を向いていた。(小谷 真弥)
(スポーツ報知)
競争が厳しい中で、杉谷が、結果を出した。
足の失敗は残念も結果論で、出塁できてることはすばらしい。
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