(セ・パ交流戦、ヤクルト5-5日本ハム=延長十二回規定により引き分け、2回戦、日本ハム1勝1分、27日、神宮)ヤクルトは27日、日本ハム2回戦(神宮)で延長十二回、5-5で引き分けた。1点を追う九回に、前日26日にデビューし、この日「6番・左翼」で初先発した年俸360万円のミッチ・デニング外野手(26)が同点打を放ち、連敗の危機を救った。
「何とかチームのために走者をかえそうと思った。最後にいい仕事ができてうれしい」
デニングは誇らしげに胸を張った。独立リーグでは聞いたことのなかった大歓声に「自分がやってやろうという気持ちになった」。奮い立つ思いで日本ハム・増井の150キロの直球を右前へ打ち返した。七回無死二、三塁で左翼ポール際へ大飛球。ファウルのコールはビデオ判定でも覆らなかったが、必死のスイングが、九回に実った。
ルートインBCリーグ、新潟では、長岡市内の6畳一間、家賃4万円のアパートに住んでいた。行きつけの『らーめん酒場どさん亭』で決まって食べるメニューは“選手割引”の500円の日替わり定食。前日、真中監督との初対面では「僕には経験がない。いろいろ勉強したい。アドバイスをよろしくお願いします」と頭を下げた、謙虚な新戦力だ。
「初安打で明日から前向きにいけるのではないか」と真中監督。ハングリー男が、巻き返しのカギを握る。
(サンケイスポーツ)
デニングにやられてしまった。
打撃は上向きも、先発・中継ぎ・抑えがいまいちか。
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