ＵＳＢなど押収物紛失 東京国税局査察部

　東京国税局は２７日、査察部が強制調査先から押収したＵＳＢメモリーなどを入れた収納箱１個が所在不明となっていることを明らかにした。同局は４月下旬から５月上旬にかけ、大手町の旧庁舎から築地の新庁舎に移転作業を行っていたが、新庁舎に搬入後に所在が分からなくなった可能性が高いという。外部へのデータ流出は確認されておらず、今後の調査への影響もないとしている。

　同局によると、紛失したのは調査先の会計データなどが入ったＵＳＢメモリー１０本と査察部が調査先で確認したデータを保存したブルーレイディスク１枚。

　収納箱は５月１日に新庁舎に搬入された際には確認されていたといい、連休明けの７日に業務を開始し、１２日に所在不明が判明した。調査先には２６日に謝罪したという。同局は「税務行政への国民の信頼を損なうもので誠に申し訳ない」とのコメントを出した。

（産経ニュース）

　引越し作業で紛失とは情けない。