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2015年5月3日日曜日

中田翔 【日本ハム】中田52発ペース!3戦連発12球団最速10号

◆ロッテ2―14日本ハム(2日・QVCマリン)

 日本ハム・中田が両リーグ最速の10号を放った。11点リードの9回1死、大谷からダメ押しの左越えソロ。チームは西川の先頭打者弾など2試合連続の先発全員安打。今季両リーグ最多の20安打14得点でロッテに大勝した。貯金を今季最多の9とした。

 ど派手な放物線を描いた。中田の一撃は左翼席上段へ消えた。9回1死。大谷の甘く入った144キロ直球をジャストミートした。27試合目で両リーグ最速の10号ソロは、8年目で自己最速だ。「両リーグ最速? 全然考えてないね。本塁打は狙って打つものではないから。たまたま振ったら、たまたま当たって、たまたま入っただけ」。シーズン52発ペースにも笑顔を見せず、淡々と振り返った。

 喜べないのには理由がある。5回1死満塁、遊ゴロの間に1点を挙げたが、6回2死一、三塁では空振り三振。先発野手では唯一、8回を終わった時点で無安打だった。「たくさんチャンスをつぶしていたので情けなかった。あそこまで打ててなかったし、割り切って打つしかない」。6打席目で飛び出した3試合連続の一発。先発全員20安打の猛攻をフルスイングで締めた。

 4月を8本塁打、22打点のリーグ2冠で終えたが、決して「好調」とは口にしてこなかった。「まだ開幕したばかりと思っている。この時期は、どれだけ打っても調子がいいとは言えない。1試合3発を打ったところで次の日はどうなるか分からない」

 夜の食事は炭水化物抜き。好物の焼き肉を前にしても山盛りサラダで胃袋を満たしてから脂肪分の少ない肉を食べる。100キロ台だった昨季から93キロに絞って好打を飛ばしているが「今はうまくいっているだけ」と安心することはない。何がベストか―。初の本塁打王へ自問自答を繰り返している。

 前夜(1日)も15安打で11―3と快勝。チームの2試合連続2ケタ得点は10年6月26、27日のロッテ戦(札幌D)以来だ。栗山監督は「こういう試合の後が難しい。安心してしまうから」と気を引き締めた。「チャンスで打てなかったことを反省して、切り替えてやる」と中田。首位独走へ、4番のプライドをバットに込めていく。(小谷 真弥)
(スポーツ報知)

 名実ともに日本の4番でしょう。

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