日本ハム今日は勝てるか 昨日は森友哉にやられた感がある 戦略ピタリ パ首位攻防戦に先勝した西武６番・森の“隠れた働き”

＜日本ハム2-5西武（12日）＞連敗ショックも何のその。首位・西武が首位攻防第１ラウンドとなった12日の日本ハム戦（札幌ドーム）に５―２で快勝。ゲーム差を１・５に広げた。 

　前カードのロッテ戦では２戦連続の２桁失点。２位の日本ハムに０・５ゲーム差まで詰め寄られていたが、重苦しいムードを吹き飛ばしたのが今季初スタメンの大崎だ。２回二死から放った今季初安打は右翼席へ飛び込む先制ソロ。「スタメン初打席、初ヒットがホームランでうれしいです」と声を弾ませた。 

　４回には二死二、三塁から炭谷が右中間に２点二塁打。８回にはメヒアが６号２ランを左中間席に叩き込んだ。先制、中押し、ダメ押し。まさに理想的な攻撃だった。 

　この日は４打数１安打３三振に終わった６番に座る森の“隠れた働き”も見逃せない。７番大崎の先制アーチは日本ハム先発の浦野が森を三振に料理して一息ついた直後に飛び出したもの。８番炭谷の２点二塁打も、森が７球粘りリーグトップの13本目の二塁打を放ってチャンスを広げた後だった。 

　打率３割２分３厘、７本塁打、20打点と打撃３部門でいずれもベスト10入りする森が浅村―中村―メヒアの後ろに控えていることで、相手バッテリーは首位打者の１番秋山から６番森まで息が抜けない。「相手バッテリーが息を抜きたい打順にあえてキーマンを置いたり、狙い球を徹底させる」（西武関係者）ことを戦略とする西武の思惑が的中した形だ。 

　先発の十亀は９回、中田の２ランを浴びて完投こそ逃したものの、４勝目。強力打線を武器に西武が首位の座を固めつつある。
（東スポWeb）

　今日の日本ハムは勝てるか。
　メンドーサが、森を抑えるかで決まるかもしれない。