ページビューの合計

2015年5月20日水曜日

<日歯連>ネットバンキングで数十分内 資金移動は計画的か

 日本歯科医師会の政治団体「日本歯科医師連盟」(日歯連)を巡る政治資金規正法違反事件で、「迂回(うかい)寄付」と指摘された日歯連の関連政治団体間の5000万円の資金移動は、インターネットバンキングで数十分以内に実行されていたことが、関係者への取材で分かった。日歯連の事務職員が、会計担当の役員から指示を受け、インターネット上で1人で操作したという。

 東京地検特捜部も同様の情報を得ているとみられ、計画的に資金を「迂回」させたことを示す状況証拠とみて裏付けを進めている模様だ。

 政治資金収支報告書によると、日歯連は2013年1月23日、10年参院選で推薦した西村正美参院議員(民主)を支援する関連政治団体「西村まさみ中央後援会」の口座に5000万円を寄付。西村後援会は同日、同額を13年参院選の組織内候補だった石井みどり参院議員(自民)を支援する「石井みどり中央後援会」に寄付した。関係者によると、一連の資金移動はパソコンのインターネットバンキングで数十分以内に行われ、入出金時刻も記録された。

 日歯連は同年3月15日にも石井後援会に直接4500万円を寄付した。西村後援会を経由した5000万円と合わせると、同年の石井後援会への寄付総額は計9500万円となり、政治団体間の寄付の上限を年間5000万円と定める政治資金規正法に違反する可能性がある。日歯連は「3団体は独立した政治団体」とし、各団体が個別の判断で資金移動しており適法だと説明している。

 特捜部は同法違反(虚偽記載)の疑いで4月末から関係箇所の家宅捜索に着手。日歯連役員ら関係者を任意聴取しながら実態解明を進めている。日歯連は取材に「捜査に全面的に協力しており、コメントは差し控える」としている。【石山絵歩、飯田憲】
(毎日新聞)

 迂回献金なんだろうけど、日歯連が、後援会の口座を自分の財布として使っているだけ。

0 件のコメント:

コメントを投稿