ID野球といえば、野村氏の代名詞。南海のテストを受ける際にも全球団のメンバー表をみて、20代のレギュラー捕手がいないチームを探し、それが「南海と広島だった」と、当時から“データ”を重視していたことを明かした。
また、「投手のクセの見抜き方」、「ささやき戦術」などの伝説についても、懐かしそうに語った。さらに、南海時代、中継ぎ転向を渋った江夏豊に「リリーフの分野で革命を起こしてみい」と左腕を納得させたこと。ヤクルト監督時代の1995年、オリックスとの日本シリーズでは、攻略法に苦慮していたイチローに対し、シリーズ前のテレビ出演で「インコース主体に攻める」と発言し、実際は外角球で勝負した有名な話も披露。「2試合は通じたが、3試合は続かなかった」と、当時を笑顔で振り返った。
最後に、野村氏らしく現在のプロ野球についても言及。「組織はリーダーの力量以上には育たない」と、持論である考える野球を推奨。味のない野球、天才型の野球には苦言を呈していた。
(サンケイスポーツ)
長嶋茂雄の野球は嫌いだろう。
0 件のコメント:
コメントを投稿