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2015年11月3日火曜日

加工肉:「発がん」波紋 「食べるなとは言ってない」 WHO、弁明に追われ

 【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)の専門組織が10月、ソーセージなどの加工肉に発がん性があるとの調査結果を発表したことが波紋を広げている。消費者の不安が拡大し、食品業界から反発の声も。問い合わせが殺到したWHOは、「一切食べないよう求めているわけではない」と弁明に追われた。

 日本の国立がん研究センターは10月29日、「日本人の平均的な摂取の範囲であれば、加工肉が(大腸がん発生の)リスクに与える影響はないか、あっても小さい」との見解を発表した。食肉加工業界も、日本ハムの末沢寿一社長が「基本的に日本人の摂取量では問題ない」との見方を示している。

 WHO専門組織、国際がん研究機関(IARC、本部フランス・リヨン)は10月26日、加工肉の消費が大腸がんを引き起こす「十分な証拠がある」と発表。IARCによる発がん性の評価5段階のうち、喫煙と同じ最も高いレベルに分類した。

 欧米メディアによると、調査結果に北米の食肉業界団体などが猛反発。WHOには不安を感じた消費者らから多数の問い合わせが寄せられた。

 これを受け、WHOは10月29日に声明を発表。過度な不安を抱かないよう消費者に呼び掛けた。
(毎日新聞)

 ここまでくると、食べる、食べないは自己責任だろう。

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