ページビューの合計

2015年5月9日土曜日

<英総選挙>保守党が単独政権 キャメロン首相続投

 【ロンドン坂井隆之】英国下院総選挙(定数650、任期5年)は8日午後までの開票で、キャメロン首相率いる保守党が改選前から議席を大幅に上積みし、単独過半数を確保した。どの政党も過半数に満たないハングパーラメント(宙づり国会)は回避した。キャメロン首相は同日午後、エリザベス女王と会見し、新内閣を組閣して首相を続投する意向を正式に伝えた。保守党は自由民主党との連立は継続せず、メージャー政権(1990~97年)以来18年ぶりに保守党の単独政権となる。

 キャメロン首相は女王との会見後、「単独過半数の政権によって、我々の政策をより確実に遂行できる。それにより、働く意思のある全ての国民によりよい生活を提供する」と勝利宣言した。

 BBC放送によると、各党の獲得議席数は、保守党331(改選前302)、労働党232(同256)、スコットランド国民党(SNP)56(同6)、自由民主党8(同56)。投票率は66.1%(前回65.1%)。保守党はスコットランド独立を目指すSNPに対する、イングランドなど他の地方に住む有権者の危機感を支持につなげ、事前の予想を上回る議席を獲得した。SNPはスコットランドに割り当てられた59議席の大部分を獲得する大躍進となり第3党となった。

 一方、労働党は前回41議席を獲得したスコットランドで1議席しか獲得できず、SNPに惨敗した。過去5年間、保守党と連立を組んだ自由民主党は、党の独自性を発揮できなかったことが響き、壊滅的な敗北となった。

 労働党のミリバンド党首は8日、「全ての責任は私にある。落選した候補者におわびする」と敗北を認め、辞任の意向を表明した。自由民主党のクレッグ党首と、獲得議席が1議席にとどまった英国独立党のファラージ党首も、辞任を表明した。

 キャメロン首相は一両日中にも組閣を行い、新内閣を発足させる見通し。キャメロン首相は2017年中に欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票を実施すると公約しており、それまでにEUに懐疑的な国民を納得させるような改革をEUから引き出せるかが課題となる。さらなる権限移譲を要求しているスコットランドへの対応や、道半ばの財政再建などでも引き続き手腕が問われる。

 【ことば】英国総選挙

 英国会は下院と貴族院(任命制)の2院制。下院(定数650)選挙は完全小選挙区制。選挙権は18歳以上の男女で、英国に在住のアイルランド人と英連邦国民にも与えられている。下院の任期は5年。
(毎日新聞)

 保守党が支持されたことで、英国のEU離脱が加速するのだろうか。
 スコットランド独立がどうなるかも興味深い。

0 件のコメント:

コメントを投稿