日本歯科医師会の政治団体「日本歯科医師連盟」(日歯連)を巡る政治資金規正法違反事件で、石井みどり参院議員(自民)を支援し、2013年に「迂回(うかい)献金」を受領したとされる関連政治団体が、12年にも日歯連から13年と同額の4500万円の寄付を受けていたことが分かった。ほぼ全額が翌年に繰り越され、大半が石井氏が参院選に出馬した13年に使われた。選挙に向けて日歯連が独自の活動費を関連団体にためていた可能性がある。【近松仁太郎、石山絵歩】
東京地検特捜部は30日、政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で日歯連事務所などを家宅捜索。関係者からも任意で事情を聴いているとみられ、関連団体の活動実態や献金の経緯を解明する。
政治資金収支報告書によると、「石井みどり中央後援会」は11年は収入がほぼゼロ、支出も前年からの繰越金約4000万円を日歯連に寄付しただけだったが12年は日歯連から4500万円の寄付を受けた。さらに13年に日歯連から4500万円を受け、西村正美参院議員(民主)を支援する「西村まさみ中央後援会」からも迂回献金と指摘される5000万円を受領した。
12年からの繰越金と合わせた13年の収入は約1億3600万円で、このうち約1億円が同年に「支援者名簿データ化」や「印刷代」などに支出され、石井氏は13年7月の参院選で当選した。
一方、西村まさみ中央後援会は11、12年の資金移動はほとんどなく、13年も日歯連から石井氏後援会への5000万円の「迂回献金」以外の支出入は実質的になかった。
両議員はいずれも日歯連が組織内候補として擁立。二つの後援会の代表はいずれも日歯連会長が務め、事務担当者や電話番号も同一だった。「日歯連独自の選挙資金の受け皿として利用された可能性がある」と指摘する関係者もいる。
石井氏の事務所は「後援会は日歯連の政治団体で、議員の政治団体ではない。資金の流れなどは関知及び把握していない」、西村氏の事務所は「議員の政治団体ではなく、寄付について一切存じ上げない」としている。
(毎日新聞)
よくわからないニュースです。
日本歯科医師連盟からの寄付について、受け取った議員が知らないとすれば、日本歯科医師連盟が、自由にその寄付金を使っていたということでしょうか。
選挙に向けて日歯連が独自の活動費を、寄付名目で溜めていたのでしょうか。
何に使ったのか。使途不明金的なものはあるのか。
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