【北京時事】中国の劉振民外務次官は17日の記者会見で、南シナ海で造成した人工島上の施設に関し、民用のさまざまな建設計画を挙げた上で「いつ完成するかは分からない」と述べた。
岩礁の埋め立てや施設建設をめぐっては、近海に駆逐艦を派遣した米国などとの対立が深まっているが、今後も人工島整備を進める中国の立場を明確にした。
劉次官は、滑走路も民用だとして、軍事拠点化の目的を否定。埋め立て自体は6月末に終了したと強調した。
劉次官は、科学研究や捜索救助などを目的とした施設のほか、「病院のような民用施設」も設ける計画を明らかにした。また、「南シナ海で最も先進的で規模が大きい」とする2基の灯台も「航行に便宜を提供するためだ」と述べた。
軍事目的との批判に対しては「必要な防御施設」を保持しなければならないとする一方で、米国を念頭に「大国が絶えず武力をひけらかし、パトロールや偵察をしている」と批判。「南シナ海の軍事化と中国の島しょ建設は関係がない」と主張した。
(事実通信)
各国が協力して、中国を阻止しないとダメだろう。
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