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2015年5月11日月曜日

箱根山火山活動 蒸気噴出を見たい!…観光スポット化で待避所に駐車などマナー違反増加 「不謹慎かもしれないが、写真に撮りたい」

 神奈川県箱根町では10日も、温泉やハイキング、見頃を迎えたツツジを目当てに多くの観光客が訪れた。こうした中、立ち入り規制が続く大涌谷周辺の県道では、噴出する蒸気を眺められる地点で路上駐車する車やバイクが増加。ブレーキ故障車両などを停止させるための待避所付近に駐車するケースもあり、警察が移動を呼びかける事態になっている。

 一部で通行止めが続く県道734号の大涌谷三差路の手前約1キロの地点からは、立ち上る蒸気を眺めることができる。大涌谷の人気を象徴するように、カメラを構えた観光客が歓声を上げながら撮影していた。

 「蒸気を上げる火山を見るのは初めてです。不謹慎かもしれないけれど、火山活動が盛んな今だからこそ写真に撮っておきたいと思って…」

 三重県鈴鹿市から訪れた会社員の男性(39)はそう話す。数十メートル離れた道路脇には運転してきた自家用車がエンジンをかけたまま止められていた。車道の中央に立って撮影する観光客の姿も見られ、後続の車両は大きく避けながら運転していた。

 この場所は、箱根町が避難指示を発令している大涌谷の半径約300メートルからは離れており、周囲に民家はほとんどないが、観光客を乗せたタクシーや宿泊施設の送迎バスなど通行量は多い。近くの砂防ダムに上って撮影する観光客や待避所付近に駐車する車両もあり、マナー違反が目立つ。

 この日は県警小田原署のミニパトカーが巡回し、路上駐車の車両に移動するよう呼びかけていた。同署によると、常に署員を配置する計画はないというが「マナー違反があっては楽しめない。観光客も地元住民も、安全に気持ち良く過ごせる環境にしなければいけない」と話している。
(産経新聞)

 不謹慎でも、写真を撮りたい気持ちはわかる。
 逆手にとって、噴火活動を観光できるコースを作るべきでしょう。
 

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