右肩の筋疲労で2軍調整中のソフトバンク・松坂大輔投手(34)が24日、ウエスタン・広島戦(大分・中津)で予定していた実戦2度目の登板を緊急回避した。「投げた感じがあまりよくない」と右肩に違和感を訴え、1軍復帰へのスケジュールは再び白紙に。26日から始まる交流戦中の1軍復帰は絶望的になった。
迷ったが、一歩下がることを選んだ。松坂が、予定していた2軍戦での中継ぎ登板をドタキャン。右肩に不安を覚え、試合中に荷物をまとめて帰途に就いた。調整も白紙となり、伏し目がちに言葉を紡いだ。
「まだこういう状態なので、いいときもあれば悪いときもあるだろうと思っていたんですけど。きょうがたまたまそういう日だったのか、ちょっと分からないですけど…。ブルペンで投げた感じがあまりよくないと思ったので、回避することになりました」
20日の同・オリックス戦(高知市営)では右肩の筋疲労から2カ月ぶりに実戦復帰し、2回2安打1失点という投球を見せた。中3日で臨んだ復帰2戦目。この日は六回から登板し、復帰後最長の3イニングを投げる予定だったが、五回終了後のグラウンド整備が終わっても、なかなか一塁側スタンド奥のブルペンから姿を現さなかった。
ブルペンでは投球練習も行っていたが、倉野2軍投手コーチと話し合い、ゲームを回避することを決めた。「試合前のキャッチボールから『よくないな』という感じがありました。状態が上がらなかったので、やめた方がいいかなと思った」と説明。倉野コーチは「話をして迷っていたので、その時点で僕が止めました。故障につながったら怖い。状態を上げていく段階では、どの投手にもよくあること」と説明した。
調整がさらに遅れることは必至だ。松坂は「とりあえず向こう(福岡)に戻って、火曜日の練習でチェックして、きょうだけの問題であればすぐに投げられるだろうし、確認してからですね」と語るにとどめた。
6月14日までの交流戦中の1軍復帰も絶望的だ。3年12億円の大型契約で9年ぶりに日本球界に復帰した怪物が1軍マウンドで投げる日は、さらに先になった。
(サンケイスポーツ)
松坂の1軍登板、もう無理だろう。
寺原のように、万全の体調に仕上げて、勝利し復活を演出したいが。
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