昨日の予選で勝ち上がった10チームが登場。それぞれ2名のライダーが1周のみのタイムアタックに挑み決勝グリッドのトップ10を決める。
前半パートから2分10秒を切るタイムが連発。昨日はAグループ4番手で勝ち上がってきたNo.17TEAM KAGAYAMAの加賀山就臣が2分07秒990を記録し暫定トップに立つ。さらに強豪チームが登場する後半パートになると一気にペースアップ。その中でも頭一つ抜け出たのがYAMAHA FACTORY RACING TEAMの一員で現役MotoGPライダーのポル・エスパルガロ。
なんとライバルを1秒以上引き離す2分06秒000を記録。昨年のポールポジションタイム(2分06秒703)を上回った。これを塗り替えようと同チームの中須賀克行も果敢に攻めたが、わずか0.059秒届かずエスパルガロのタイムがチームベストに。それでも今年ヤマハ勢が力を入れて持ち込んだ新型『YZF-R1』の高いパフォーマンスをみせつけるセッションとなった。
鈴鹿8耐という大舞台で見事ポールポジションを決めたエスパルガロは、終始笑顔。グランドスタンド前で行われたポールポジションインタビューでも、集まったファンの前で「ガンバリマス!」と日本語を披露し決勝での活躍を誓った。
2番手には昨日の公式予選で全体トップだったNo.87TEAM GREENの渡辺一樹。前半セクションでのミスが響き2分06秒287。3年ぶりにサーキットに帰ってきたNo.634MuSASHi RT HARC PROのケーシー・ストーナー。同チームのエース高橋巧のタイムを更新し、さらにエスパルガロにも肉薄する2分06秒335で3番手となった。明日の決勝ではチーム3連覇を狙える位置につけた。
注目の決勝レースは26日(日)11時30分にスタート。日が暮れた19時30分にゴールを迎える予定だ。
2015鈴鹿8耐 トップ10トライアル結果
1.YAMAHA FACTORY RACING TEAM(2分06秒000)
2.Team GREEN(2分06秒287)
3.MuSASHi RT HARC PRO(2分06秒335)
4.ヨシムラ・スズキ・シェル・アドバンス(2分06秒516)
5.TEAM KAGAYAMA(2分07秒990)
6.F.C.C. TSR Honda(2分08秒076)
7.TOHO Racing with MORIWAKI(2分08秒382)
8.エヴァRT初号機TRICKSTAR(2分08秒950)
9.Honda DREAM RT桜井ホンダ(2分09秒409)
10.MotoMAP SUPPLY(2分11秒019)
《レスポンス 吉田 知弘》
今年の鈴鹿8耐は熱い。
予選1位のヤマハは、エスパルガロ弟と新型マシンで優勝狙いのようです。
2位のカワサキと3位のストーナーのホンダと4位のスズキの戦いです。
バイクメーカーの威信をかけた熾烈な優勝争いが、あと少しで始まる。
0 件のコメント:
コメントを投稿