韓国・仁川アジア大会の会場でカメラを盗んだとして窃盗の罪に問われた競泳元日本代表の冨田尚弥被告(26)の公判が30日、仁川地裁であった。冨田被告は被告人質問に対し、「カメラをとっていない。無実です」と訴えた。公判は結審し、5月28日に判決が言い渡される。
冨田被告は警察当局の調べでいったんは盗んだことを認め、略式起訴された。その後、無罪を訴えて正式裁判を求めていた。
冨田被告はこの日の公判で、警察当局の事情聴取で「盗んだことを認めなければ日本に帰れない」などと言われ、不安になって「はい」と答えた、などと説明した。カメラについて「見知らぬ男にバッグに入れられた」と主張。会場の防犯カメラの映像についても、画像が不鮮明で証拠能力はないとの立場を強調した。
一方、検察側は「常識に合わない弁明で責任を回避しようとしている」と指摘。略式命令と同様、罰金100万ウォン(約11万円)を科すべきだとした。(仁川=東岡徹)
(朝日新聞デジタル)
盗難の真偽はともかく、証拠不十分(画像不鮮明)で無罪か、状況証拠(第3者不明、冨田がカメラ所持)で有罪か。
韓国の裁判所は、どんな判断を下すのでしょうか。
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