日本ハムの栗山英樹監督が誤審に関する見解と自身の野球感を激白した。
セ・リーグが14日に、12日に甲子園で行われた阪神・広島20回戦で三塁打と判定された飛球が本塁打だったと誤審を認め謝罪。判定に対する謝罪は極めて異例だった。
同日のオリックス戦(札幌ドーム)前に報道陣の取材に応じた指揮官は「審判の判定を含めて野球」と断言した。
「オレは審判の判定を含めて野球だと思っている。もちろん『違う』と思ったら文句は言う。だけど、判定を変えようと思って言っているわけではない。ビデオを見ても『これはどっちだ?』と思うこともある。それ(誤審)を含めて、ファンの人たちが楽しんでもらえる物でないと。(監督としては)必死に戦っているから、ガッと(抗議に)いくけどね。姿勢を見せないと」
「野球は不平等を覚えるスポーツ」
続けて、日本ハムの監督就任前から抱く野球感を語った。
「野球は不平等を覚えるスポーツ。野球って不平等だよね? 選手の使い方も何もかも。世の中も同じだと思う。『オレの方が仕事できるのに、給料もらっている奴がいる』とか、きっとみんなどこかで思っているよね? ただ、社長が『あいつが部長だ』と言ったら、何ともならない。この世の中では、そういうことを受け止めながら、自分のやるべきことをやる(ことが大事)。元々、それが原理原則」
この日の試合前まで、チームは今季2度目の5連敗。首位・ソフトバンクの優勝マジックは2に減った。
「あきらめないけども、さすがにマジック2で優勝するとは言えない。悔しさしか残ってない。必ずチャンスがある、と思ってやるしかない」
クライマックスシリーズ突破し、3年ぶりの日本シリーズへ――。熱い思いで、チームを前進させていく。
(フルカウント編集部●文 text by Full-Count)
世の中は不平等でも、野球は誤審を排除し平等にすべきだろう。
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