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2015年9月30日水曜日

圧倒Vもよぎる悪夢…失速気味のソフトバンク、CSへの不安要素は?

V決定後、2度目の3連敗、日本一連覇に向け浮上する不安要素
 パ・リーグ史上最速でリーグV2を飾ったソフトバンク、ポストシーズンは大丈夫か――。28日の楽天戦(ヤフオクドーム)では先発した寺原が3回5失点でKO。松田が本塁打キング独走の西武・中村に2本差に迫る35号2ラン、今季限りでの退団を表明した松中が今季初安打&初打点をマークしたが、試合は5-10で完敗した。

 今季3度目の3連敗。17日の優勝決定後は2度目の3連敗で、チーム戦績は4勝7敗だ。いくつか不安要素も出てきた。

○柳田の故障

 26日のロッテ戦(QVCマリン)で左膝裏の内側に死球を受けた影響で、翌27日の同カードから3試合連続欠場。ベンチ入りも外れた。すでにティー打撃するなど打撃には影響はないようだが、まだ全力疾走は出来ない状態。CSまで時間はあるが、実戦調整は出来るのか。

○投手陣

 武田は26日のロッテ戦でリーグ2位タイの13勝目。自身4連勝と好調をキープしているが、エース摂津はV決定後の2戦2敗だ。V決定後はチームは1試合平均3・64失点。ここまで今季は1試合平均3・41失点で、少し状態を下げている。9勝無敗のバンデンハーク、スタンリッジ、中田、寺原、ウルフ、千賀と先発の駒はそろうが、果たして……。
プレーオフ導入以降、レギュラーシーズン1位5度も日本シリーズに3度届かず

○寿司男

 2位の日本ハムにはV決定後1勝3敗。3連敗で今季対戦を終えた。不気味なのがレアードだ。打率1割4分1厘と抑え込んだが、5本塁打を献上。V決定後は22日に守護神・サファテがサヨナラ弾を浴び、28日には飯田が逆転満塁弾を被弾した。本塁打後に寿司を握るパフォーマンスがおなじみの助っ人は決して侮れない存在だ。

 9月17日のV決定から10月14日のCSファイナルステージまで、約1か月の期間が空く。ファンの脳裏には悪夢もよぎる。2004年のプレーオフ導入から昨季までレギュラーシーズン1位は5度を数えるが、そのうち3度、日本シリーズ進出を逃している。

 誰もが認める圧倒的な強さを見せたホークス。それだけに、“ポストシーズンの呪い”は簡単に吹き飛ばしたいところだ。

(フルカウント編集部●文 text by Full-Count)

 日本ハムの日本シリーズ進出もあるかもしれない。

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