金高雅仁長官は埼玉県熊谷市の連続殺人事件について、「懸命の対応にもかかわらず6人の尊い命が失われる事態に至った」とした上で、「可能な限りの教訓を引き出し、凶悪事件の連続犯から市民を守る検挙力の強化を図る必要がある」と述べた。
この事件では、最初の夫婦殺害の容疑者が潜伏していた可能性について警察の注意喚起が不十分だったなどの指摘が出ており、県警が対応を検証。警察庁は「県警の作業を注視している」(刑事局の担当者)という。
金高長官は、連続犯の恐れがある凶悪事件への対処として「徹底した防犯活動と検挙の力で、さらなる被害を止めなければならない」とも指摘した。
指定暴力団山口組の分裂にも触れ、「抗争の危険から市民を守り、暴力団の弱体化、壊滅に向けた取り組みを強力に進めてほしい」と訓示した。
(時事通信)
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