近隣の住民らは、空爆したのはサウジアラビア主導の連合軍だったと話している。連合軍は今年3月下旬からイスラム教シーア派(Shiite)系反政府武装勢力フーシ派(Huthis)に対する空爆を行っている。
この空爆による死者は当初40人程度と伝えられていたが、匿名を条件にAFPの取材に応じた現地のある医療関係者は「一夜のうちにさらに多くの遺体が病院に運び込まれた。爆撃で受けた傷がもとで亡くなった人も多かった」と語り、爆撃による死亡者は少なくとも131人になったと述べた。モカにある病院の医師マヤズ・ハマディ(Mayaz al-Hamadi)氏も、女性と子どもを含む131人の遺体が運び込まれてきたと述べた。
国連(UN)は犠牲者の人数を確認中だとしている。国連人権高等弁務官事務所(Office of UN High Commissioner for Human Rights、OHCHR)のルパート・コルビル(Rupert Colville)報道官スイス・ジュネーブ(Geneva)で記者団に対し、「犠牲者数が本当にそれだけの数に上ったとすれば、イエメンで紛争が勃発して以来、単一の事例としては最悪のものである恐れがある」と語り、イエメンでは、橋やハイウエーを狙った空爆が増える中、民間人の犠牲中も増えていると懸念を示した。【翻訳編集】 AFPBB News
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