先月19日に打ち上げられた日本の宇宙輸送船「こうのとり」の5号機は、NASA=アメリカ航空宇宙局から緊急に託された生活用品など5トン余りの物資を無事、国際宇宙ステーションに届けました。
任務を終えた「こうのとり」は日本時間の29日未明、宇宙飛行士の油井亀美也さんが操作するロボットアームで、宇宙ステーションから切り離す作業が行われました。
当初は午前0時20分ごろに切り離す予定でしたが、直前になってロボットアームが緊急停止するトラブルがあり、午前2時前に改めて作業を行って切り離しに成功しました。
JAXA=宇宙航空研究開発機構によりますと、緊急停止した原因は分からないということですが、システムのチェックをやり直したところ、正常に動いたということです。
切り離された「こうのとり」には、不要になった実験装置など4トン余りのごみが積み込まれています。「こうのとり」は、このあと次第に高度を下げて日本時間の30日午前5時半ごろに南太平洋上空で大気圏に突入し、1000度を超える熱で燃え尽きることになっています。
(NHKニュース)
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