リコール対象車は世界で約1100万台に上る可能性があるという。回収、修理に伴う費用がVWの収益、財務に打撃を与えそうだ。VWが2007年時点で違法性を認識していた疑いも浮上、組織ぐるみで不正に手を染めていた疑いが強まった。
VWのリコール検討は、ドイツ有力誌シュピーゲル(電子版)が伝えた。同誌によると、VWは「顧客の費用負担のないリコールを実施することになりそうだ」としており、車種などの割り出し作業を急いでいる。
リコールの対象となる可能がある約1100万台は、VWが不正な措置を施したとされる台数と同じ。
最近の大量リコールでは、米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)が乗用車の欠陥放置問題で14年に世界で3千万台超について実施すると公表した例がある。
違法ソフトをVWに納入したドイツ自動車部品大手ボッシュが07年時点で、VWに対しソフトの違法性を文書で警告していたことも27日、分かった。VWの技術者が11年に社内で規制逃れの違法性を提起したが、問題は是正されなかったという。ドイツ各紙が伝えた。
同社が早くから不正を認識しながら、規制を逃れたディーゼル車の開発や販売を続けてきた可能性が強まってきた。上層部がどの程度把握していたかが今後の焦点となりそうだ。(共同)
(日刊スポーツ)
普通に考えれば、組織ぐるみで上層部の関与ありだろう。
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