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2015年9月28日月曜日

日歯連元会計担当を立件へ 地検特捜部 「迂回献金」名簿費に

 政治団体「日本歯科医師連盟」(日歯連)をめぐる政治資金規正法違反事件で、日歯連から他団体を経由して石井みどり参院議員(66)=自民=の関連団体に渡った5千万円について、東京地検特捜部が「迂回(うかい)献金」と断定したことが27日、関係者への取材で分かった。特捜部は法定上限額を免れる目的だったとみて、同法違反罪で日歯連の会計責任者だった男性元副理事長の立件に向け詰めの捜査をしている。

 迂回献金資金などのうち、約1900万円が平成25年参院選で石井氏の支援者名簿作成に使われていたことも判明。このうち、名簿のデータ化に1334万円が充てられていた。

 名簿作成が実質的に支援者を集める「事前運動」とみなされれば公職選挙法に抵触する可能性があり、特捜部はこの点も調べている。

 政治資金収支報告書によると、日歯連は25年1月23日、西村正美参院議員(51)=民主=の関連団体へ5千万円を献金し、同日に同額が「石井みどり中央後援会」へ献金されている。日歯連は3月にも石井後援会へ4500万円を直接献金。政治資金規正法は団体間での寄付の年間上限を5千万円と規定しており、元副理事長は上限超えを隠すため、迂回献金した疑いが持たれている。

 両後援会はいずれも代表が高木幹正元日歯連会長(70)=現日本歯科医師会長=で、実質的に日歯連と同一団体とみられ、特捜部は高木元会長の刑事責任の有無についても慎重に捜査を進めている。
(産経新聞)

 迂回献金で政治資金規正法違反と事前運動の公職選挙法違反か。

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