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2015年9月8日火曜日

【関本四十四の目】巨人よ、阪神戦は最低でも2勝1敗だ 8日から天下分け目の「伝統の一戦」

 8日からの阪神対巨人(甲子園)3連戦。首位の阪神に2ゲーム差で、3位の巨人にとって今シーズンの行方を占うものとなる。

 8月18日からの巨神3連戦(東京ドーム)の入場券はプラチナチケットとなったが、今度の3連戦はそれ以上プレミアがつく。「関ヶ原の戦い」みたいなものだ。

 巨人、最低でも2勝1敗がノルマだ。1勝2敗になったら、相当不利になる。3連勝するくらいの気持ちでなきゃダメだ。

 残りゲームをみると阪神が2試合多い。その意味で、6日のDeNA戦の雨天中止は大きかった。なんせ、ゲーム数が1試合縮まったんだから。

 先発はポレダ、マイコラス、菅野の3本柱だろう。

 一番のポイントは2戦目のマイコラスだ。疲労の蓄積ということで、出場選手登録を抹消されていた。

 額面通り、疲労の蓄積なら問題はない。ただ、表に出ていないヒジや肩系統になにかがあるなら、結果次第で今シーズン絶望になる可能性がある。

 マイコラス、今季の阪神戦は4試合3勝、防御率0・93とお得意さんにしている。いわば、虎キラーだ。

 快投復活となれば、残り試合でフル回転してくるだろう。今後の巨人の戦い方に大きく影響してくる。

 そして菅野だ。あれだけのコントロールと球威がありながら、今季は9勝9敗。勝率が悪すぎる。

 本来なら15勝して、負け数は2、3でなけりゃいけない。かつての斎藤雅樹(現コーチ)や上原浩治(現レッドソックス)がまさにそうだった。

 巨人打線の低打率、低得点をモロにかぶった結果ではあるが、今回の阪神戦はエースの底力を見せる先発登板となる。

 この時期になると、どんな選手でもどこかしらに故障や不調を抱えている。タコが自分の足を食っているようなものだ。

 今回の3連戦。泣き笑いを分けるもの。それは勝利に対して、どちらがチーム全体で執念を見せるか。これに尽きると思う。

 オレは巨人の方が若干強いのではとみているんだが。さて、どうなるかだ。

 巨人、1勝2敗もしくは3連敗を食らうようなら、巨人ファンは広島を応援することになる。広島は阪神との対戦を7試合も残しており、しかも10勝7敗1分けと勝ち越している。

 残り試合が少なくなって、広島に声援を送る…。ウーン、あまり考えたくはないな。

(関本四十四=デイリースポーツ評論家)
(デイリースポーツ)

 首位阪神と2ゲーム差の3位巨人の3連戦で、巨人の逆転優勝なるか。

 
 

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