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2015年9月7日月曜日

竜巻 <千葉突風>屋根飛ぶなど74棟被害「怖くて一晩中眠れず」

 千葉市中央区で6日午後9時半過ぎに突風が吹き、少なくとも住宅など65棟で屋根が飛んだり壁が剥がれたりする被害が出て、女性3人が軽いけがをした。このほか千葉県内では鎌ケ谷、成田両市でも住宅など計9棟に被害が出た。気象庁は7日、竜巻が発生した可能性もあるとみて、銚子地方気象台などから3市に防災担当の職員らを派遣し調査する。

 県や千葉市によると、千葉市の被害はJR蘇我駅南西の中央区今井2、3丁目に集中した。電柱が折れたりブロック塀が倒れたりもした。同区の女性(84)が転倒して後頭部を打撲、80歳女性と37歳女性が割れたガラスで手の指などを切る軽傷を負った。同区では一時、約880世帯が停電した。

 蘇我駅では6日午後9時40分ごろ、外房線上総一ノ宮発久里浜行き快速電車(15両)の運転士が竜巻のようなものを見たため進入途中で緊急停車させた。2両目の窓ガラスが数枚割れたが、乗客にけがはなかった。突風による飛来物が当たったらしい。外房線は一時運転を見合わせた。

 鎌ケ谷市中沢と成田市宝田でも午後10時から10時半ごろに突風が吹き、住宅の屋根瓦が飛ぶなどしたが、けが人はいなかった。

 千葉市中央区の今井地区では、住民らが7日早朝からがれきの片付けなどに追われた。

 突風当時は寝ていたという今井3、主婦、仲村久子さん(75)の平屋の自宅は屋根が抜け落ち、窓ガラスも割れた。「ドーンというすごい音と同時に砂とほこりが降ってきた。地震よりも怖かった。雨が降り込んで、息子はパソコンの上に傘を差していた。飼い猫3匹もいなくなった」と悲しそうだった。

 病院職員の金宮栄子さん(62)は布団に入ったところ、ジェット機が飛んでくるような音がしたという。「窓ガラスが割れて風が吹き込んできた。テレビが2メートルほど飛んできて布団の上に落ちた。怖くて一晩中眠れなかった」と話した。

 気象庁によると、6日は低気圧や前線に向かって湿った空気が流れ込んだ影響で、日本列島の太平洋側を中心に大気の状態が不安定になっており、同庁は竜巻などの激しい突風に注意するよう呼びかけていた。【金森崇之、川名壮志、信田真由美】
(毎日新聞)

 異常気象や大気の不安定で、関東地方のどこで竜巻が発生してもおかしくない状況らしい。
 なんとなく、千葉県・茨城県の発生が多い気がする。

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