それによりますと、決壊が発生したあと、川の水は住宅地に流れ込み、6時間から8時間程度で南北およそ15キロ、東西2キロ余りに広がり、およそ37平方キロの範囲が浸水するおそれがあると推計されています。
また、浸水の深さは広い範囲で1メートルから2メートルほどとなり、深いところでは5メートルに達するおそれがあると想定されています。
今回の決壊による氾濫や浸水は、今後も長時間、続く見込みだということです。
国土交通省は「浸水が始まっている地域に住む人はすぐ避難する必要があるが、無理に移動せず、建物の2階以上など、できるだけ安全なところに移動してほしい。また、浸水が起きていない地域の人もできるだけ川から離れたり、高い場所へ移動したりして安全を確保してほしい」と呼びかけています。
一方、今回の大雨で関東地方では浸水の被害が相次ぎましたが、国土交通省は、「浸水した地域は土地が平らで低いところが多いため、長時間、水が引かない可能性がある」とみています。
国土交通省によりますと、今回の大雨では栃木県や茨城県をはじめ、関東の各地で川が増水し、雨水が排水しきれずに起きる浸水が相次ぎました。
浸水した地域では雨が断続的に降っているうえ、土地が平らで低いところが多く、川の水位がすぐには下がらないため、長時間、水が引かない可能性があり、堤防が決壊した茨城県の鬼怒川の流域も浸水が長時間、続く見込みだということです。
このため国土交通省は排水作業のためのポンプ車を確保して各地に向かわせることにしていますが、浸水が広範囲に及ぶうえ、現場に近づくことが難しい現場もあることから、対応には時間がかかるとみています。
(NHKニュース)
長時間は、数週間から数ヶ月単位か。
0 件のコメント:
コメントを投稿