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2015年9月1日火曜日

楽天不穏 デーブ後任問題「なり手いないだろ」の声

 楽天の大久保博元監督(48)が1年契約を満了しての今季限りでの退任を決断した。次期監督候補には楽天の星野仙一シニアアドバイザー(68)を筆頭に大物の名前が続々と挙がっているが、一方で三木谷浩史オーナー(50)の現場介入が白日の下にさらされたことで「監督のなり手もいない」という厳しい声も聞こえてくる。後任問題の実情は…。

 1年契約だった大久保監督が成績不振の責任を取る形で今季限りでの辞任を決断した。就任1年目の今季は主力の故障や外国人野手の不振などで勝率5割を大きく下回っている。CS進出の望みが完全消滅したワケではないが、大久保監督は8月29日の西武戦の試合前に「もともと結果が出なかったら責任を取らなきゃいけないと覚悟は決めている」と明言した。

 球団側は三木谷オーナーの意向を受け今後の話し合いの席で慰留するというが、西武戦が雨天中止となった同30日は進退に関する話し合いはなかったという。とはいえ大久保監督は親しい関係者に「(続投要請を)受ける気はない」と話すなど心は決まっており、監督交代は避けられない。

 後任候補として地元仙台出身の“大魔神”佐々木主浩氏(47)、今季限りで引退する斎藤隆投手(45)、外部から与田剛氏(49)、梨田昌孝氏(62)、宮本慎也氏(44)、田口壮氏(46)、さらには2013年にチームを日本一に導いた星野SAの再登板など数多くの名前が浮上している。それ以外にも三木谷オーナーとプライベートでじっこんの間柄である古田敦也氏(50)、薬物疑惑からメディア復帰を果たした清原和博氏(48)ら大物に白羽の矢が立つ可能性はある。

 もっとも候補を絞れたとしても個別交渉の中で大きく影響を及ぼしそうなのが、三木谷オーナーによる現場介入問題だ。田代富雄打撃コーチ(61)の途中退団に関連して同オーナーがスタメン、打順、さらには一、二軍の入れ替えなど、作戦の根幹に対して指示を出していたことが明るみに出た。同オーナー自身も一部スポーツ紙上で「現場との一体感」との言葉で介入を認めている。

 現役監督の一人は「もし野球の素人であるオーナーから自分がそんなことをされたら、すぐに監督を辞める。後任監督のなり手もいないだろう」と拒絶反応を見せる。さらに「大久保監督にとって今回のことは“残念”ではない。そんな球団から逃れられて良かったと思う」と楽天の現状が球界の常識から懸け離れていると指摘した。

 確かにオーナーの現場介入が明白な状況で監督就任の打診を受ければ、大物球界OBにとってこれまでのキャリアを失うことになりかねない。結局は橋上秀樹ヘッドコーチ(49)、酒井勉二軍監督(52)らの内部昇格、または10年のマーティ・ブラウン元監督(52)のような当たり障りのない外国人監督に落ち着く可能性は高い。

 後任監督選びでのゴタゴタは嶋基宏捕手(30)、聖沢諒外野手(29)、青山浩二投手(32)らFA権を持つ選手たちの去就やオフの補強、ドラフト戦略にも大きく影響しかねない。三木谷オーナーが現場介入の断念を明言しない限り、球団外からの大物の招聘は難しそうだ。
(東スポWeb)

 オーナー介入をなんとかしないと、楽天だけでなく、パ・リーグ全体の人気低迷につながりそう。
 野球をつまらなくしているのを、理解していないのだろう。

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