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2015年9月1日火曜日

山口組分裂騒動 執行部が会合、離脱派組長現れず

 国内最大の指定暴力団山口組(構成員約1万人)の分裂騒動で、執行部に位置づけられる直系組長らが1日午前、神戸市灘区の総本部に相次ぎ集まった。会合を開くとみられる。捜査関係者によると、執行部のメンバーには離脱派の組長もいたが、午前10時時点で出席は確認されていない。分裂は確実な情勢で、兵庫県警が総本部周辺で厳重な警戒を続けている。

 午後からは直系組長全員が対象の「定例会」が開かれる見通し。騒動が表面化して以降、初の開催で、離脱派の組長に対する制裁処分や現状などが説明されるとみられる。

 捜査関係者によると、分裂騒動前の直系組長は72人。このうち、最大勢力だった「山健組」(神戸市中央区、構成員約2千人)の組長ら十数人が離脱の動きを見せている。

 現在の6代目山口組、篠田建市(通称・司忍)組長の出身母体は、名古屋市に拠点を置く「弘道会」(構成員約千人)。同会主導の組織運営に対し、5代目組長の出身母体である山健組側が反発を強めたことが分裂騒動の背景とされる。
(神戸新聞)

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