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2015年9月16日水曜日

<北海道新幹線>最短で4時間 東京-新函館北斗間

 JR北海道・東日本は16日、北海道新幹線の新青森-新函館北斗間(約149キロ)を来年3月26日に開業させると発表した。10両編成で運行は1日13往復。うち10往復が東京-新函館北斗間の直通運転となり所要時間は最短で約4時間の予定。

 残る3往復は仙台、盛岡、新青森と新函館北斗の間を各1往復する。列車名は停車駅の少ない「はやぶさ」(東京、仙台発着)と多い「はやて」(盛岡、新青森発着)になる。

 貨物列車(最高時速100キロ)が共用する青函トンネルとその前後の約82キロは、安全面から最高時速が140キロに抑えられ、現在の特急と同じ。さらに新函館北斗駅は函館市の市街地から約17キロ離れており、函館まで接続列車「はこだてライナー」が運転されるが、17分かかる見込み。

 東京-函館間は現在、東北新幹線など鉄道利用で最短5時間半弱。北海道新幹線の開業で4時間半前後に短縮されるが、約3時間の航空機には及ばない。

 さらに東京からの直通運転は平均して1時間に1本より少ない状況。北陸新幹線の金沢発着24往復、東北新幹線の新青森発着17往復に比べ見劣りする。

 JR北の島田修社長は記者会見で「北海道での新幹線時代到来を実感できるようにしたい」と述べた。函館商工会議所の酒井康次・専務理事は「10往復というのは少なく感じてしまう」と落胆した。【小川祐希、本多健】
(毎日新聞)

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