日本ハムの斎藤佑が昨年9月29日の西武戦以来、352日ぶりの白星を手にした。
守護神・増井からウイニングボールを受け取る斎藤佑の表情から最高の笑顔かこぼれた。毎回のように走者を許すも、6回5安打1失点と粘りの投球を見せてようやく今季初勝利を挙げた。
「勝てていなかったので、何としても勝ちたい。チームに勢いをつけたい」。その強い気持ちがこの日の77球に表れた。
3回まで無失点で迎えた4回、安打と四球でこの試合、初めて得点圏に走者を背負うと、鈴木に適時打。それでも、後続を切って取り、5、6回はしっかりとスコアボードに「0」を刻み、最少失点で切り抜けた。
「序盤に点を取ってもらい、野手に守ってもらった。中継ぎ3人にも抑えてもらった」。マイクを向けられた斎藤佑はチームメートに感謝すると「中継ぎをしたことが良い経験になった。試合をつくることができるようになり、まっすぐも勝負できるようになった」とゆっくりうなずいた。
昨年の7月31日、QVCマリンフィールドでのロッテ戦で785日ぶりの白星を手にした斎藤佑。奇しくも今回の約1年ぶりの白星も同じ相手とマウンドで挙げたもの。しかし、先発以外のポジションを経験した背番号「18」はその時から一皮むけた姿を見せてくれた。
(スポニチアネックス)
今後の登板が楽しみ。
抜け球がなければ、試合をつくれるだろう。
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