リオ五輪開催地で「携帯出せ」…日本人男性射殺される

　２０１６年リオデジャネイロ五輪の開催国ブラジルで、日本人男性が殺害された。サンパウロ州サントス市で１９日午前１時半（日本時間同日午後０時半）ごろ、バス停にいた日本人が銃を持った２人組の強盗に襲われ、死亡した。在サンパウロ日本総領事館が明らかにした。

　地元メディアによると、被害者は男性のルアン・オオシロさん（１８）＝漢字表記不明。千葉県市原市生まれで、１４年前から父親と弟とともにブラジルに住んでいた。近づいてきた自転車の２人組に携帯電話を渡すよう要求され、携帯電話を渡そうとしたが撃たれた。

　ブラジルは経済成長とともに、携帯電話やスマートフォンの普及率も上昇。ただ値段が高く、新型ｉＰｈｏｎｅは１台日本円で約１４万円。市民ばかりか観光客を狙った携帯、スマホの強奪が頻発している。

（スポニチアネックス）