茨城県教育委員の長谷川智恵子氏(71)が18日、県総合教育会議で「妊娠初期にもっと(障害の有無が)わかるようにできないのか」「茨城県では減らしていける方向になったらいい」などと発言。当然のことながら、県や県教育委員会に多くの批判が寄せられた。さらに、同県の橋本昌知事(70)が長谷川氏の発言を「問題ない」としたことで、批判はさらに高まることとなった。
長谷川氏は20日午後に「大変お騒がせしてしまったこと、県民の皆様、ご不快な思いをかけているすべての皆様、特に障害のあるお子様をお持ちのご家庭に、心からのお詫びを申し上げます」とコメントし、教育委員を辞職。橋本氏は「事実を知って産むかどうかを判断する機会を得られるのは悪いことではない、という考え方についてだった」と説明。そのうえで「生命の倫理という点で疑問を感じ、発言を撤回した」と語り、謝罪した。発言の意図がどうであれ、彼らの人間としてのイメージは最悪になっただろう。
29日には、神奈川県海老名市の鶴指真澄市議(71)が、自身のTwitterで同性愛者に関し「生物の根底を変える異常動物だ」などと投稿し「人権侵害だ」と大炎上。この市議は以前にも「テレビの天気予報士も女性が多く、間違っても誤りもしないし、なぜ予報と違ったかの説明もない」(原文ママ)と女性蔑視発言でも波紋を呼んだ。
長谷川氏、橋本氏、鶴指氏ともに70代。れっきとした「大人」のはずである。「年が年だから」と表現することもできるが、政治や教育で弁をふるい金銭を得る立場の彼らを、単なる老人扱いするわけにはいかないだろう。同性愛や障害者に関する事項は非常にデリケートな社会問題であり、細心の注意を払わねばならないことくらい学生でも分かる。
「こういう老人が、各地方自治体のトップ層に食い込んでいると思うと悲しいですよね。発言の影響力や傷つく人々のことも考えず、その場で思ったことをカンタンに口に出す愚かさは、まさに子ども。さらに、それを攻められたら即“撤回”“訂正”するのですから、信念も何もない。以前、一部の若者が『バカッター』で警察沙汰になるなど騒動がありましたが、完全に同レベルです。マイノリティの見地に立てない人間に、政治や教育を諭すなど無理に決まっています。」(記者)
彼らのせいで、多くの同年代の方々も悪いイメージを持たれかねない。自分自身の考えが「世間の常識」と信じ込んで口に出すのが「老人」のイメージになってしまうのは、社会のあるべき姿ではない。
「最近は若者が大人と付き合わない」という話も多いが、このような事例を見る限り「愚かな大人と付き合いたくない」と考える若者が増えても不思議ではないかも……。
(日刊サイゾー)
おバカな老人が多いのだろう。
視野が狭く、何様のつもりでお粗末な経験論を語っているのだろうか。
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