「中日ドラゴンズ・山本昌広のページ」のトップに25日付けで「今シーズン限りでユニホームを脱ぐことを決めました。8月の登板で故障して以来、どうするべきか悩みに悩みましたが、きのうチームの今季本拠地最終戦でナゴヤドームに行き、若返りを推進しているドラゴンズの現状を目の当たりにして、ボクが残ったらダメだと強く感じ、引退を決めました」と声明文を掲載した。すでに白井文吾オーナーに報告したという。
山本昌は進退について11日「落合GMから『おまえが決めろ』と言われている」と、自身の判断に委ねられていることを明かし、その上で「全部終わってから。自分で決めます」と、全日程終了後に結論を出すとしていた。球団内でも続行派と引退派で真っ二つになっていたが、山本昌は引退を選んだ。落合GMの発言について「やるかやらないかを決めるのではなく、だれもやめろとは言わないので、自分で決断しなさいという意味だったのだと、今は理解しています」としている。
山本昌は8月9日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)に今季初登板したが、左手人さし指を突き指して途中降板。二軍で調整中のままナゴヤドーム最終戦(24日)を迎えた。球界初となる50歳以上での登板、勝利すればジェイミー・モイヤー(元ロッキーズ)の49歳180日の世界最年長勝利記録更新という大記録が期待されたが、「モイヤーの大リーグ最年長勝利記録の更新や、50歳登板というみなさんに期待していただいたことを実現できなかったのは残念ですが、ボク自身は心を決めた今、とってもすっきりしています」と心境を明かしている。
最後に「ファンのみなさんのご声援がなければ一歩たりとも進めなかった32年間でした。感謝、という言葉しか、思いつきません。こんな幸せな野球人生は、生まれ変わっても二度と送れないでしょう」と感謝の言葉で締めくくった。
(東スポWeb)
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