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2015年9月24日木曜日

<ゴクゼロ>追加酒税115億円の返還 サッポロの求め棄却

 「第3のビール」として2013年にサッポロビールが発売した「サッポロ 極ZERO(ゴクゼロ)」を巡り、サッポロは24日、ゴクゼロで追加納税した酒税115億円の返還を求めた国税当局への意義申し立てが棄却されたことを明らかにした。これまで国税当局は「(税率の低い)第3のビールではない可能性がある」と指摘し、サッポロが今年6月に異議申し立てを行っていた。

 今後の対応について、サッポロは「外部専門家と相談して検討する」と説明。当局の判断に不服なら弁護士らで構成する「国税不服審判所」に審査を請求し、その裁決にも不服があれば、国税当局を相手取り訴訟を起こすことも可能だ。

 ゴクゼロは「第3のビール」では業界で初めて、痛風の原因となるプリン体と糖質「ゼロ」をうたった商品。国税当局の指摘を受け、14年6月に販売中止を発表した。同年7月に発泡酒として販売を再開するとともに、過去の販売で納税していなかった分の115億円を追加納税していた。【岡大介】
(毎日新聞)

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