下村文科相に結果責任＝新国立「意思決定過程に問題」―検証委

　新国立競技場の旧整備計画が白紙撤回された経緯などを検証する文部科学省の第三者委員会（委員長・柏木昇東大名誉教授）は24日、総工費が膨らんだ理由や関係者の責任問題に関する報告書を公表した。
　計画見直しに至った原因について「プロジェクトを遂行するシステム全体が適切な形になっていなかった」として、意志決定過程に問題があったと指摘。責任問題に関し「結果的に適切な組織体制を整備できかった」として、河野一郎日本スポーツ振興センター（JSC）理事長と下村博文文科相に一定の責任があると強調した。

（時事通信）