捜査関係者によると、8月上旬、神奈川県の50代女性が使っていたインターネットの画面に突然「iPhoneの新しい機種のテストユーザーに選ばれました」との表示が現れた。送料1ドルを払うと現在販売されているiPhoneが無料でもらえるとうたい、女性は誘導されるまま、住所や氏名、クレジットカード番号を入力した。数日後、全く身に覚えのない有料サイトに登録されたという内容のメールが届き、だまされたと気づいたという。
大手セキュリティー会社トレンドマイクロも5月中旬から「テストユーザーになれば景品がもらえる」とうたったサイバー攻撃が頻発しているのを確認した。アップル社の公式サイトを装ったページやiPhoneを無料で手に入れたとの口コミを偽装したページまであった。2カ月間で急に2万5千件以上のアクセスを集めたサイトがあり、多くの人が不正サイトに誘導され、個人情報をだまし取られた可能性があるという。
(朝日新聞デジタル)
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