世界一を逃したものの、オコエは次を見据えていた。U-18W杯決勝で米国に敗北。一夜明けた高校日本代表の解団式で言葉に力を込めた。
「世界一にはなれなかったけど、このメンバーがレベルアップして、米国に勝てるようにがんばっていきたい」
準優勝に終わった前日6日、改めてプロ志望届を提出すると明言。「打撃はヤクルトの山田さん、守備、走塁はイチローさん(マーリンズ)が目標」と目を輝かせた。父はナイジェリア人、母が日本人のハーフで50メートル5秒9、遠投125メートル。全国大会では背走しながらの捕球、準々決勝の興南(沖縄)戦で決勝弾を放ち、夏の甲子園の主役になった。
プロ側の評価も急上昇。甲子園で視察した巨人・堤GMが「アグレッシブ性、身体能力の高さはすごい」と絶賛すれば、ヤクルト・小川SDは「攻・走・守の3拍子そろった右の外野手」と評価した。多くの球団は10月22日のドラフト会議で1位は投手を中心にリストアップしているが、複数球団がオコエを外れ1位で検討しているもようだ。
オコエはU-18で33打数12安打、打率・364、7打点、4盗塁。国際大会でも身体能力の高さを見せつけた。目標としている山田も2010年のドラフトでは『外れの外れ1位』だった。オコエはプロの世界で、山田のようなスーパースターになる可能性を十分に秘めている。
(サンケイスポーツ)
日本ハムの1位指名はあるだろうか。
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