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2015年9月8日火曜日

山田2世になる!オコエ、評価急騰で複数球団が外れ1位指名も

 野球のU-18(18歳以下)ワールドカップ(W杯)で準優勝した高校日本代表の解団式が7日、大阪市内のホテルで行われた。抜群の身体能力で優秀守備選手に選ばれたオコエ瑠偉外野手(関東第一)はプロ志望。目標の選手は今季、同一シーズンで打率3割、30本塁打、30盗塁をマークする「トリプルスリー」達成が確実なヤクルト・山田哲人内野手(23)を挙げた。

 世界一を逃したものの、オコエは次を見据えていた。U-18W杯決勝で米国に敗北。一夜明けた高校日本代表の解団式で言葉に力を込めた。

 「世界一にはなれなかったけど、このメンバーがレベルアップして、米国に勝てるようにがんばっていきたい」

 準優勝に終わった前日6日、改めてプロ志望届を提出すると明言。「打撃はヤクルトの山田さん、守備、走塁はイチローさん(マーリンズ)が目標」と目を輝かせた。父はナイジェリア人、母が日本人のハーフで50メートル5秒9、遠投125メートル。全国大会では背走しながらの捕球、準々決勝の興南(沖縄)戦で決勝弾を放ち、夏の甲子園の主役になった。

 プロ側の評価も急上昇。甲子園で視察した巨人・堤GMが「アグレッシブ性、身体能力の高さはすごい」と絶賛すれば、ヤクルト・小川SDは「攻・走・守の3拍子そろった右の外野手」と評価した。多くの球団は10月22日のドラフト会議で1位は投手を中心にリストアップしているが、複数球団がオコエを外れ1位で検討しているもようだ。

 オコエはU-18で33打数12安打、打率・364、7打点、4盗塁。国際大会でも身体能力の高さを見せつけた。目標としている山田も2010年のドラフトでは『外れの外れ1位』だった。オコエはプロの世界で、山田のようなスーパースターになる可能性を十分に秘めている。
(サンケイスポーツ)

 日本ハムの1位指名はあるだろうか。

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