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2015年9月11日金曜日

スーツケースなどに使われる「TSAロック」のマスターキー情報が流出 誰でも“合鍵”作成可能な状態に

 スーツケースなどに使われている「TSAロック」。このマスターキー情報がWebに流出し、GitHubで3Dデータが公開されるなど大きな問題に発展しています。ネットでは実際に3Dプリンタでコピーを出力し、TSAロックを解錠している動画も。

 空港などでの荷物検査をスムーズに行うため、TSAロックには、どんなカギも解錠できる「マスターキー」が存在します。ところが昨年、このマスターキーの画像がニュースサイトの記事にうっかり掲載されてしまうアクシデントが発生(記事はすでに削除済み)。その後、画像を解析した一部のユーザーが3Dデータを作成し、今回の公開に至ったようです。

 3Dデータがあれば当然、3Dプリンタなどで「合鍵」を作るのも容易。Twitterなどではすでに、実際にコピーを出力しTSAロックを解錠している動画も投稿されており、見た人からは「ヤバイだろ」「スーツケースどうするんだ」など懸念する声が多くあがっています。

 アメリカではテロなどを未然に防ぐため、空港では荷物検査の際、荷物に施錠を行わないよう求めています。その際、空港職員がマスターキーで中身を確認できるTSAロックならば施錠が認められていたのですが、この仕組みがかえって仇になってしまった形となりました。
(ねとらぼ)

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