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2015年9月8日火曜日

大谷翔平で「プレミア12」開幕! U18敵討ち“弟たち”の無念晴らす

 侍ジャパン日本代表候補の日本ハム・大谷翔平投手(21)が、11月8日に開幕する「WBSC 世界野球プレミア12」の開幕投手最有力であることが7日、分かった。韓国との開幕戦が行われる札幌Dでは今季無傷7勝と文句なしの成績。高校日本代表が「U―18野球ワールドカップ」で準優勝に終わった無念を晴らす。また随時掲載「大谷を読む」では2日のロッテ戦(東京D)で記録した日本最速163キロに迫った。

 全日本の威信をかけ、日本最速163キロ右腕が先陣を切る。複数の球団関係者によると、大谷がプレミア12で世界一を目指す侍ジャパンの開幕投手を務めることが有力となった。

 開幕投手は「一番勝てる投手」に託すという。11月8日の予選ラウンド(R)第1戦となる韓国戦は、日本ハムの本拠地・札幌D。今季はここまで9登板で7勝0敗。防御率1・71と安定感抜群だ。

 札幌Dのマウンドは他球団の本拠地と比べて土が硬いといわれるが、大谷は投げ慣れている。予選R第2戦以降は台湾、東京Dで行われることを考えても、初戦を任せるのがベストといえる。

 “弟たち”への思いもある。清宮、オコエら高校日本代表はU―18W杯6日の決勝で米国に敗れ、初優勝を逃した。大会期間中の4日、大谷は「僕らの時は、今ほど注目されてなかった。素晴らしい経験ができる。頑張ってほしいです」とエールを送っていた。ここまで13勝(4敗)、防御率2・09、167奪三振、3完封勝利、勝率7割6分5厘とパ投手タイトル総なめの5冠。名実ともに球界のエースとして挑む。

 プレミア12に出場する侍ジャパン日本代表1次ロースター45人は10日に発表される。広島・前田健太も候補の1人として残っており、最終決定は今季終了後の状態を見極めてからとなるが、侍ジャパンは「開幕・大谷」で念願の世界一を目指す。

 ◆プレミア12 世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が主催し、WBCに並ぶ国際大会として4年に1度開催する。世界ランク上位12位までの国・地域が参加。1次ラウンドは6チームずつ2組に分かれ、上位4チームが準々決勝に進む。WBCと違い、投手の球数制限は行わない。
(スポーツ報知)

 球数制限がない分、WBCよりもおもしろいだろう。

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