同市都市整備課や木更津署によると、今年4月6日夕、同公園で、木更津市内に住む70代と60代の夫婦が飼い猫2匹を捨てようとしているところを、市民が発見。通報を受けた同署が取り調べ、夫婦を地検木更津支部に書類送検した。
夫婦は猫好きだったが、猫をめぐって近隣住民とトラブルになり「(同公園なら)エサをもらえ、生きていけるだろう」などと考え、やむなく捨てることに。反省し、現在は2匹とも飼い続けているという。
動物を捨てる行為は、動物愛護法に抵触し、100万円以下の罰金の対象となる犯罪。現場が目撃されることは少なく、飼い主が摘発されるケースはまれだ。
◆「臭い」憩いの場
梅や桜、ショウブの名所として知られる同公園。園内には大小複数の池をめぐる散策路もあり、休日には多くの親子連れらが訪れる。
そんな市民の憩いの場を意識して歩いてみると、「動物の遺棄は犯罪行為」などと警告する看板が多いことに気が付く。
捨て猫は10年ほど前から増え始め、市から公園の管理を任されている袖ケ浦公園管理組合は「花を植えようとするとたくさんふんが出てくる。『ここの公園は臭い』と言われたこともある」と困惑する。駐車場で車にひかれ、死んでしまう猫もいるという。
同公園で捨て猫の里親探しや避妊・去勢手術を行ってきた県動物愛護推進委員の園田幸伸さん(57)=市原市=によると、数年前には約130匹が確認され、年間約40匹が捨てられていた。捨て猫が多いとの評判が広がり、「あそこなら捨てても」と思う飼い主が多いのだという。
そんな市民の憩いの場を意識して歩いてみると、「動物の遺棄は犯罪行為」などと警告する看板が多いことに気が付く。
捨て猫は10年ほど前から増え始め、市から公園の管理を任されている袖ケ浦公園管理組合は「花を植えようとするとたくさんふんが出てくる。『ここの公園は臭い』と言われたこともある」と困惑する。駐車場で車にひかれ、死んでしまう猫もいるという。
同公園で捨て猫の里親探しや避妊・去勢手術を行ってきた県動物愛護推進委員の園田幸伸さん(57)=市原市=によると、数年前には約130匹が確認され、年間約40匹が捨てられていた。捨て猫が多いとの評判が広がり、「あそこなら捨てても」と思う飼い主が多いのだという。
◆全猫を避妊・去勢
県動物愛護センターによると、狂犬病予防法などで捕獲対象となる野良犬と異なり、猫は、離乳前で親猫がいない子猫を除き、引き取りはしていない。
園田さんらは、県の補助やバザーなどで捻出した費用で、同公園のすべての猫の避妊・去勢手術を実施したといい、「繁殖はしないので、少しずつ減るだろう。あとは捨てられる数をいかに減らすか」と指摘する。
市は管理組合と連携してパトロールを継続するとともに、警告看板をさらに増やす方針。同課は「公園の環境を害しており、取り扱いに苦慮している。捨てているところを発見した場合は即座に通報し、遺棄を防止していく」としている。
園田さんらは、県の補助やバザーなどで捻出した費用で、同公園のすべての猫の避妊・去勢手術を実施したといい、「繁殖はしないので、少しずつ減るだろう。あとは捨てられる数をいかに減らすか」と指摘する。
市は管理組合と連携してパトロールを継続するとともに、警告看板をさらに増やす方針。同課は「公園の環境を害しており、取り扱いに苦慮している。捨てているところを発見した場合は即座に通報し、遺棄を防止していく」としている。
(千葉日報)
ペットブーム・猫ブームに比例して、猫の遺棄も増えているんだろう。
何らかの理由で飼えなくなった人が、猫が多い公園に、安心して捨てるんだろう。
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