箱根ロープウェイは全線が運休になり、大涌谷は立ち入り禁止になった。山口昇士町長は「観光にとって厳しい火山活動。大涌谷周辺に限られた噴火警報です」と述べた。
町は6日午前6時10分、大涌谷から神山北側にかけての想定火口域への避難指示を防災無線で伝えた。火口域は半径約300メートルの円に近いエリアで、住宅や宿泊施設はないという。
午前6時半からは通行止めと遊歩道封鎖を始めた。通行止めは県道734号の大涌谷三叉路から大涌谷に至る区間。封鎖された遊歩道は、姥子~大涌谷間などの自然探勝歩道だ。大涌谷の観光施設やおみやげ店もすべて閉鎖された。
町は箱根ロープウェイの早雲山―姥子の運休を要請したが、運行する会社は全線を運休にした。箱根登山ケーブルカーで早雲山駅まで来た観光客らは6日、バスで芦ノ湖北部の湖尻などへ移動していた。
神奈川県温泉地学研究所によると、箱根地域を震源とする有感地震が5日に6回あった。このうち大涌谷と二ノ平で各1回、震度3相当の揺れを観測した。5日の無感を含む地震は計218回に上ったという。
箱根では2001年6~10月、無感を含め計約4千回の群発地震を記録した。研究所の担当者は「今回の地震活動は2001年に近く、それを超えつつある」と話した。箱根では12~13世紀に小規模な水蒸気噴火があったが、その後は噴火の記録がないという。水蒸気噴火の発生時には、火口から最長で半径700メートルの範囲に噴石が飛ぶことが想定されている。
(朝日新聞デジタル)
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