【AFP=時事】プロボクシングのマニー・パッキャオ(Manny Pacquiao、フィリピン)陣営は4日、フロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.、米国)との試合後に手術の必要があると判明した右肩のけがについて、ネバダ州立体育委員会(NSAC)が当日の治療を却下したと批判した。
米スポーツ専門チャンネルESPNによると、2日に行われたメイウェザーとのメガファイトで0-3の判定負けを喫したパッキャオは、右肩の腱板を断裂しており、今週末にも手術を受ける予定だと伝えられている。
米ロサンゼルス(Los Angeles)市内にあるカーラン・ジョーブ整形外科(Kerlan-Jobe Orthopedic Clinic)のニール・エラトラッシュ(Neal ElAttrache)医師は、損傷の程度は「深刻だ」とし、パッキャオは全治9か月から12か月の見込みであると明かした。
エラトラッシュ医師は、「MRI検査の結果、腱板を断裂していることが確認されました。損傷は深刻です」とコメントしている。
北米で最も権威のある外科医の一人として有名なエラトラッシュ医師は、これまでニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)のQBトム・ブレイディ(Tom Brady)やロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)のザック・グレインキー(Zack Greinke)投手、そしてロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)のコービー・ブライアント(Kobe Bryant)の手術を執刀した実績を持っている。
パッキャオの手術について、具体的な日程は明らかにされていない。
■パッキャオ陣営の主張にNASCも反論
米ラスベガス(Las Vegas)のMGMグランド・ガーデン・アリーナ(MGM Grand Garden Arena)で行われたパッキャオとメイウェザーによる「世紀の一戦」は、ボクシング史上最高額の約4億ドル(約480億円)の収益を記録することが確実視されている。
この試合でメイウェザーは、パウンド・フォー・パウンドの現役最強ボクサーとしての地位を確立したが、その後、パッキャオのけがが判明した。
最終12ラウンドまで及んだ試合で、明らかに右腕をかばっていたパッキャオがジャブを18回命中させたのに対し、メイウェザーは67回を記録した。また、負傷でパンチの威力を失っていたパッキャオは、防御に徹したメイウェザーの命中率が48パーセントだったのに対し、27パーセントに終わっていた。
パッキャオ陣営は、試合前に抜き打ちのドーピング検査を実施した米国反ドーピング機関(USADA)から、抗炎症薬の注射について事前に許可を得ていたにもかかわらず、当日になってNSACが認めなかったと主張している。
パッキャオ陣営は試合直前に、非ステロイド性抗炎症薬のトラドール(Toradol)を投与する予定だったが、NSACが介入して治療を阻止したとしている。一方、米ネバダ(Nevada)州でボクシングを管轄するNASCは、パッキャオのけがについて試合当日の夜まで知らされていなかったと反論した。
チームパッキャオは、USADAが試合の5日前に注射を許可したことに加え、試合当日に薬を使用する意向を示す医療申告書を提出していたと主張している。【翻訳編集】 AFPBB News
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ネバダ州立体育委員会の対応が不可解。
パッキャオが、右肩負傷で、痛み止めの薬を使えなかったこと、そんな状況で試合に臨んだことが、残念です。
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